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頑張ろう、STAY HOME 料理の紹介 今日は貝 その2 [レシピ本からのご紹介]

頑張ろう、STAY HOME 料理の紹介 今日は貝

 数年前に空飛ぶ食いしん坊料理教室の10周年記念として過去の料理教室で紹介したレシピの集大成を電子版レシピ本としてご参加の皆様へ配布いたしましたが、これからそのレシピをみなさまにご紹介していきたいと思います。料理はもちろん魚介類、単独の魚の種類は22種類、そのほか貝や甲殻類です。合計で189のレシピが載っています。もちろんこのブログの中でも半数は紹介されています。さらに世界を食べ歩き、シェフにレシピを聞いたり想像したりして作りました。
 自宅で長い間家族が一緒、一番の幸せは食事でしょう。しかし毎日の料理を考えるのは大変なこと、みなさまの参考になれば幸いです。

貝のレシピが続きます。
ムール貝
ムール貝はもともと日本にはなく、外国船の船底に付着したものが日本の港で繁殖したものです。私は横浜港のすぐそばで生まれ育ち、岸壁で蟹取りやエビ取りをしていたのでムール貝(紫イガイ)の存在はよく知っていました。初めて食べたのがパリ、最初はびっくりしましたがその美味しさにすぐ引かれました。私の世界で一番好きなレストランがあるオランダのゼーランド州イエルセケはムール貝の一大産地。この村のレストランでは生のムール貝が食べられます。あさりと並んで大好きな2枚貝です。白ワインにぴったり。一応時期は牡蠣と同じ。

ムール貝の野菜蒸し(オランダゼーランド州風)
冒頭で述べたオランダのゼーランド州では香味野菜を使ってムール貝を蒸します。この料理を食べた日本人の方々は皆さんそのおいしさにびっくりします。私のヨーロッパ人機長のグルメ仲間も私がこの料理を作ると喜びます。
オランダやベルギーにはこの料理のための専用鍋があります。私も持っていますが、蓋付の鍋でできます。
mussel zeeland.jpeg
【材料】
ムール貝・・・・・・1kg
人参・・・・・・・・1/2本
セロリ・・・・・・・1本
葱・・・・・・・・・1/2本
パセリ・・・・・・・数本
水・・・・・・・・・1/2カップ
【作り方】
1.ムール貝の紐を取って奇麗に洗う。(ムール貝はこの紐でくっついて生息している)
2.香味野菜は5mm幅にスライスする。
3.鍋にムール貝及び香味野菜を入れて水を入れて蓋をして蒸す。
4.沸騰したら蓋を開けて鍋の枝持ってをふって上下を入れ替え、蓋をする。
5.火が通ったら出来がり。(あまり火をとおさないように)
食べるときは最初に一個の中身を食べた後貝をハサミのようにして使っていただく。
もちろん白ワインが最高のお供。
私が訪れるオランダ、ゼーランドのお店はハウスワインがシャルドネ。
https://michael-h.blog.ss-blog.jp/2009-03-12



ムール貝を蒸す料理はイタリアにもフランスにもある。
私の大好きなソレント半島はレモンの産地、春先には大きなレモンがなる。そのレモンだけを使ってムール貝を蒸しても美味しい。
mussel lemon.jpeg
【材料】
ムール貝・・・・・・1kg  
レモン・・・・・・・6個
【作り方】
1.ムール貝の紐を取って奇麗に洗う。
2.深い皿にムール貝をのせレモンをたっぷりとしぼる。
3.ムール貝の間にレモンを乗せて蒸し器で15分ほど蒸す。火が通ったら出来がり。
簡単である。
ニースではラタトゥイユと一緒に蒸したり、ベルギーではニンニクバターで蒸したりと色々と楽しめる。

牡蠣とサーモンのタルタル
これはパリのコンスタンの店で食べたものをアレンジしました。牡蠣のシーズンではかなりの頻度で作ります。シャンパンにあう一品です。
tartare.jpeg
【材料】(4 人分)
殻付牡蠣(生食用)・・・・・・・・8個
スモークサーモン・・・・・・・・100g
レモン・・・・・・・・・・・・・1 個
オリーブオイル・・・・・・・・・少々
塩・胡椒・・・・・・・・・・・・少々
ディル(好みで)・・・・・・・・・少々
パセリ・・・・・・・・・・・・・少々
【作り方】
1.牡蠣は殻を開け、身をザルにとる。殻は皿に使うため奇麗に洗う。
2.身はさっと湯がき、冷水にとる。
3.牡蠣の水気を拭いて、みじん切りにする。(縦に切ってから)
4.スモークサーモンをみじん切りにする。ディル、パセリをみじん切りにする。​
全てをあわせ、オリーブオイルでマリネして塩・胡椒する。
5.牡蠣の殻に6を盛り、上からレモンをかける。(食べる前)

スパークリングワインが最高のお供ですね。

次も貝です。

抜粋:: “空飛ぶ食いしん坊michaelの料理”。 Apple Books
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めぎ

ゼーラント州のイエールゼケには、こちらで知ってから何度も訪れました。10回以上行ったと思います。本当にシンプルで美味しくて、しかも安くて最高ですよね。
でも、ここ数年、ものすごく観光地化しました。レストランも林立し、どこもお洒落でお高めです。お勧めのレストランはまだそのままですが、今後どうなるか…田舎のちょっと寂れた感じの、でも漁港としての荒々しく生き生きとしたいい雰囲気がかなり失われてしまって、残念です。
by めぎ (2020-04-21 17:53) 

michael

めぎさん:昨年アムステルダムの泊まりがあったのでイエルセケに行こうと思いましたが、鉄道の接続が悪くなって2時間半もかかるようになったのでやむなく断念しました。そんなに観光地化されていつのですね。
by michael (2020-04-22 00:17) 

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