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あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。この言葉を口に出して良いのかわかりませんが、新年早々能登地震、そして1月2日には羽田空港において航空機事故が発生し、地震では200人を超える多くの方々、事故では5人海上保安庁の方々がお亡くなりになりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
 そして被災地で被災された方々のご健康と復興をお祈りいたします。羽田空港の事故については一刻も早く原因究明が行われ再発防止がなされることです。
私は航空安全に長らく関わっています。今回の事故はRunway Incursionと言いますが、1970年くらいから世界の航空関係機関が事故ゼロの取り組みをしている中で、進入着陸の事故防止(ALAR)、障害物衝突事故防止(CFIT)、ニアミス防止が最新技術によりある程度成果を上げている中、今だに世界中でRunway Incursionは発生していて最後に残っている危険要因なのです。滑走路に離陸禁止ライトをつけたり、天候不良の時は滑走路へ指示なしに進入できないように滑走路の入り口に赤いライトをつけたり、誘導路を走る飛行機を監視したり事故防止策は取られてきました。しかし、これらの防止策を潜り抜けて事故は起こってしまいました。
 唯一なされていないのは着陸航空機が滑走路に飛行機がいることを知らせるシステムです。着陸時は先行機が着陸するまで計器に写っていますが、着陸すると消えてしまいます。また離陸機は映りません。夜間や天気の悪い時にはこれがあればかなり有効に思われますが、誤作動によるGo Aroundも考えられるため精度が高くないといけません。
 コロナ禍以前は航空需要はとてつもなく増えていきました。今世界中の大空港や空域の需要は更に増えています。そのために世界の航空機関は最新技術を駆使して航空安全の防止について研究されています。
 そのためにも当事者の責任追及でなく再発防止に重点を置いたものにして欲しいものです。それが皆さんが安心して飛行機を利用していただけることつながっていくのです。


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もとこさん。

Michaelさん、こんにちは。もとこです。ご無沙汰致しました。
「再発防止に重点を・・・」本当に同感致します。
お料理教室再開なさったのですね。良かったです。皆様もさぞ喜ばれたでしょう!
どうぞお元気で、多方面で益々ご活躍下さい。
by もとこさん。 (2024-01-29 01:14) 

michael

モトコさん:お返事遅くなりました。航空はライト兄弟が初フライトしてまだ120年しか経っていません。にも関わらず安全で快適、そして他の乗り物からすれば距離換算すれば本当に安いです。空をさらに安全にするためには再発防止に重点をおいて欲しいですね。
料理教室はゆっくりとやって行きます?
by michael (2024-02-05 19:55) 

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