シンガポール３大蟹料理の一つ、Salted Egg Crab

東南アジアに行くとマッドクラブが旨い。日本ではマングローブがざみといい、奄美大島から南、沖縄に生息している。那覇の公設市場でよく見かけるがかなり高価である。
そのマッドクラブの料理で有名なのがチリソースで炒めたチリクラブ、そして胡椒で炒めたブラックペッパークラブ。このブログにも何度も登場しているし、料理教室でも紹介している。
　たまたま元シンガポールの航空会社で働き、現在は中東の会社で働く料理好きな知人とフランクフルトで出会い、シンガポールで会う機会があったらソルトエッグクラブを食べようということで再会の約束。先日丁度その機会に恵まれ、初ソルトエッグクラブを体験した。
店はTiong balにあるこの店。


まずは前菜、アサリのジンジャー酒蒸しと空心菜炒め。そしてココナッツジュース。


紹興酒と生姜のアサリ蒸しは簡単で旨い。夜ならもちろんビールのお供。


そしてこちらがソルトエッグクラブ。揚げたマッドクラブはチリクラブやブラックペッパークラブと同じ。そこへソルトエッグの黄身とバター、カレーリーフとチリを加えた濃厚でリッチなソースをかけるのです。

ソルトエッグは日本では見かけないが中国から東南アジアにかけて保存食として使われている。生卵を塩水に漬け、約２週間くらいで出来上がるようだ。その卵を茹で、黄身をつぶしてソースとする。
チリクラブやブラックペッパークラブは色々な店で味わったが、今度はソルトエッグクラブを楽しもう。

ご飯は控えて、ラクサを別の店で。