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料理は芸術「L'Atelier Jean-Luc Rabanel」 [お店(プロバンス)]

年2回行われるパリコレの取材のために毎年1ヶ月以上パリに滞在する食通の知人が、前回アルルに素晴らしいレストランがあると紹介してもらったのが「L'Atelier Jean-Luc Rabanel」。最近は年のせいか、妙に美味しい野菜がたべたくなる。パリには野菜を中心に出す店は結構ありますが、やはり青い空と輝く太陽がそそぐプロバンスでいただきたいと、今回のプロバンス訪問の際の料理研究のために予約しました。
お店はアルルの中心街ですが、ちょっと奥まったところにあり、Cafe, Bistro, Restaurantと3段階に分かれています。
 Restaurantでまず通された場所でアペリティフとアミューズ。メニューはなく、シェフのTesting Menuのみで9品か13品を選びます。今回は9品を選びました。お品書きはあるのかと尋ねると「Surprisesです」とのこと。

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まずはPistoを使った一品。プロバンスの夏らしいですね。野菜の出汁も使った爽やかでした。

パスティスがおいしい。
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さてこの後はあまりにもたくさん出てきて、説明も書き取ることができなかったので写真だけにします。
最初の2品でテーブル席に移動。
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特徴的なのが、夏の料理なのか野菜の出汁やソースが時々冷やしたクリーム状になっていることです。それがじんわりと溶けて行き、野菜たちとなじむのです。
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もちろんパンは自家製。エルブドプロバンスを使ったパンたち。
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これは赤いビーツと黄色のビーツを蜂蜜でマリネした一品。黄色のビーツは初めて見ました。それにしても美しい、そして美味しい。

海の一品も出てきました。
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地中海で最もポピュラーな魚Rouget。その身をブレぜ、皮はカリカリに焼いてあります。このRougetのお話は後の記事で。そしてアサリ、フュメドポワソンのあっさりしたソースが美味しい。やっぱり魚介類好きなんだな。。。かわいいズッキーニの花。

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最後の料理が生の牛肉にプロバンスの野菜たちがこれでもかと主張する料理。
これまた感動の一品でした。

そしてデザート。
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これ小さなりんごのスライスが巻いてあるのです。すばらしい。

そしてマカロン。
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これで9品。野菜なら大丈夫なんて思っていたら、かなりの量です。時間も2時間半以上。
お店内の写真はありませんが、相当「和」の基調です。本当に世界どこへ行っても「和」を感じられるお店や料理が多くなりました。日本人として誇りに思います。

このお店に行く前に、Tretsの知人宅の庭を手入れしてくれているマルセーユ訛りのフランス人と一杯やり、明日はアルルにある野菜中心のレストランに行くんだというと「なんで野菜なんか食べに何千キロも遠いところからきたの?」なんて言って笑っていました。
いやいや本当に素晴らしい料理でした。

料理教室も行っているようです。ぜひ次回は参加したい。
http://www.rabanel.com

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