久しぶりの釣りで鯵と鯖

このブログで何度も書きますが、漁師たちに聞いた好きな魚の中で一番人気が鯵、鯖。それぞれ特徴がある味を持った魚ですが色々な料理に使えるし、味も良い。海外にいると最も食べたくなる魚です。
今回は深場の鯵鯖狙い。



釣り場は水深１２０ｍから１５０ｍの駆け上がり。鯵、鯖、メダイにムツが混じる場所です。
行灯びしにたっぷりといわしのミンチを詰め、アオイソメのチョン掛け。棚は大体の感でそこから６ｍ。第1投目から狙った棚で当たり。嬉しいですね。鯵は口が切れやすい魚、慎重にリールを巻きます。上がってきたのは３０cm級の中鯵。嬉しい一匹です。釣りで嬉しいのは自分が狙った棚で釣れること。最高です。その後５匹位まで毎回投入毎に釣れ、今日は好調かなと思いきや当たりがパタっと止みました。なにせ風が強いので船を一定の場所に止めておくのが難しい。その後は鯖の猛攻。しかしこの時期の鯖は嬉しい。
結果は私と細君、オーナーでこの釣果。

３０ｃｍから３８ｃｍ級鯵。

真鯖にゴマサバ、スミヤキ、どんこ。

スミヤキは小骨が多いですが、脂が乗って美味しい魚。ドンコは味噌汁や鍋に入れると最高の魚です。

船上で全ての魚をしっかりと血抜き。

こちらが鯖。上が真鯖、下がゴマサバ。ゴマサバは腹の方まで模様があるのですぐにわかります。脂が乗っているのは真鯖。


しかしゴマサバは釣り師しか味わえないうまい料理が楽しみです。それはゴマサバの胡麻鯖。私が福岡でよく食べた一品です。しかし釣ったばかりのゴマサバは身がプリプリ、この感触が最高なのです。
作り方をお教えしましょう。
用意するものは練りゴマにすりごま少々、わさび少々、そして重要なのが九州の甘い醤油。


ゴマサバは３枚に下ろしてさらにさいの目に小さく切ります。


そして薬味を合わせた醤油をかけていただきます。


これが今日の釣りたて鯵鯖料理。


血抜きした鯵は白い身で美しい。


外房のなめろう研究会会長直伝のなめろう。新鮮な魚を使うのがポイント。


そしてどうしても食べたかった鯵フライ。

フワフワホクホクの鯵フライ、超絶品です。本当にうまい。細君も大感動。やっぱりこれが一番かな。

これがゴマサバの胡麻鯖。

酒とともに頂けば至福の時間です。本当にプリプリ。これが翌日になると身が緩んでしまい、味が半減してしまうのです。釣り師しか味わえない一品。

最後はしめ鯖寿司に鯵の握り。

鯖の脂ののりが素晴らしい。鯵の握りはたまりませんね。

釣りをしていて良かったと思う瞬間です。