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ホイリゲとクリスマス市 [お店(ウィーン)]

ドイツやオーストリアでは葡萄収穫後、成熟途中のワインを楽しむ習慣があります。ドイツではシュワシュワのフェーダーヴァイサー。オーストリアではホイリゲで楽しむ新ワイン。日本ではフランス産ボジョレー。(フランスでは???という感じですが)
 オーストリアでは皇帝ヨーゼフ2世が1789年、ウィーンのぶどう農家に年間 300日以内に限り自家製ワインを小売りし、簡単な食事を供してもよいという特別許可を与えホイリゲが始まりました。その日が毎年聖マルティン祭の日(11月11日)。まさに先週始まったばかり、
今回はウィーン郊外のオーストリアで最も有名なホイリゲ村グリンツィングを訪問。
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ホイリゲを楽しめる店(ワイナリー)は数軒あるようですが、今回は「Heuriger Reinprecht 」へ。
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入り口をくぐればこんな感じ。
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これがホイリゲ。
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マグカップで飲むのです。葡萄はGrüner Veltlinerという種。非常に若いワイン、アルコール度は少々低いのでしょう。しかしこれを2杯も飲めば気分は最高。

ホイリゲでは料理はビュッフェスタイル。
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オーストリアは料理的にはドイツと良く似ています。ドイツよりももっと保守的な、そしてハプスブルクの伝統を守っている国に似ていると言ってはいけないかもしれません。なにせウィーンの市内でアルファベット以外の文字を見かけません。たとえ和食の店でも。

選んだ料理はこちら。
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皮付き豚バラ肉のシュバイネ・ブラーテンでしょうか。コンフィのように身は柔らかい。ただし豚皮は固くて食べれません。

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ザワークラウドとジャガイモのマリネ。豚肉の脂をさっぱりさせてくれます。小さな赤ピーマンにシェーブルフレのファルシ。これまた旨い。

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このサワードウが使われるライ麦パンの酸味、これがまた白ワインにあうのです。

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ホイリゲにつきものの音楽「シュランメル」はシュランメル兄弟がつくりだしたウィーンの大衆音楽で、ヴァイオリンやアコーディオン、ギターを演奏しながら歌います。ほろ酔い気分でモーツアルトを聞くのの良いですね。演奏者は私に日本人?と尋ねてくれました。日本人は皆親切で礼儀正しい好きだよと。

店を出て市内に戻れば、丁度市庁舎前のクリスマスマーケットの開始日。
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ヨーロッパでも有名なクリスマス市、沢山の人がクリスマス迄の日々を楽しみます。

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マグ付パンチを片手に歩き回ります。

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サンフランシスコのBotinのようなスープが人気。寒い夜に体を温めてくれますね。

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ウィーンはこじんまりした街ですが、ヨーロッパで一番美しい街でしょう。
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