ワシントンのソフトシェルクラブ [お店(ワシントンDC)]
今回はワシントンDCです。なかなか観光では訪れる機会が無いかもしれませんが、私は子供の頃から是非一度は訪れてみたかった所です。
それは
国立スミソニアン博物館、その航空宇宙博物館です。
航空人として、ここを語らずしていられないでしょう。ここにはライト兄弟が1903年の初飛行以来の航空史の証拠があるのです。そして往年の名機が展示されています。
もともと子供の頃から乗り物が大好きで小学校から中学前半にかけてはSLを全国に追いかけていました。SLがこの世から去る頃から空に憧れるようになりました。周りにパイロットやスチュワーデスの人がいたのでその影響もあったかもしれませんが、私はサンテグジュペリの「夜間飛行」や「翼よあれがパリの灯だ」のチャールズ・リンドバーグに憧れたのです。
そのリンドバーグが大西洋単独横断を成し遂げた時の機体、Spirit of St.Louisがあります。
オー、感動ものだ。
往年の名機の一つ
フォード・トライモーター
そしてDC-3
旅客機以外に軍の輸送機として、さらに世界でライセンス生産を行って1万機以上が作られた航空史上のベストセラー機の一つです。
それにしても美しい曲線美。そして星型エンジン。私の一番好きな映画「カサブランカ」の最後のシーンでイングリット・バーグマンとハンフリー・ボガードの別れ、このときに登場するのがエールフランスのDC-3です。特徴ある星型エンジンの音、夜の霧にかすみながら飛び立つDC3、感動ものです。
こちらはDC7Cのコックピット。
正面以外にオーバーヘッドにも計器がびっしり。この時代は人間工学というものがあまり進んでいなかったので、計器ばかりです。今では液晶ディスプレイにとって変わっていますが、私の最初の訓練の段階では同じような計器がありました。
トランスワールド航空の制服。戦後PANAMとともにアメリカの国際線を飛んでいたアメリカの航空史の中でも重要な会社です。両社とも1970年代の航空デレギュレーションにより、高コストに耐えきれず倒産あるいは吸収合併となってしまいましたが、戦後の航空経営者(Aviator)たちの夢が当時にはありました。
アメリカン航空のDC7
そのほか零戦やスピットファイヤーなど第2次世界大戦の名機、そして宇宙の分野においても数々の展示物が。
アポロ11号の月面着陸機イーグル
子供になれます・・・
さて本業の食の話題に。
ワシントンの今の旬はソフトシェルクラブです。これは脱皮したてのブルークラブ(渡り蟹の一種)で東海岸では5月から7月迄が旬です。
中華やマレー料理等にも使います。私の教室ではシンガポール料理で使いました。
今回行ったお店はホワイトハウスの北のDupont Circle側の「HANK'S OYSTER BAR」
ワシントンDCでも人気店で、ワシントン/メリーランド州のBEST100に選ばれた店です。
Soft Shell Crab Sandwich
カリッとそして柔らかく揚がっています。そして蟹の甘さと内子の味、そして洋風にオーロラソースとコールスローがサンドイッチの中で味わえます。旨い!
カラッと晴れたこの時期、テラスでキリッと冷えたワインとソフトシェルクラブを楽しみたいものです。(今回は満席)
HANK'S OYSTER BAR
1624 Q STREET NW (off 17th st.)
WASHINGTON DC20009
TEL: 202.462.HANKS
WWW.HANKSRETAURANTS.COM
外は朝方の雨もすっきり上がって気持ち良い。
今度はボルチモアまで足を伸ばそう。
今朝、奥さんがフジテレビに出ていました。児玉清さんの訃報を聞かされ、インタビューに答えていました。
ご自宅に電話をして「観ちゃいましたよ」と言いたかったのですが、不在でした。
観ちゃったことを伝えてください
by デブデブ (2011-05-18 22:44)
「キリッと冷えたワインとソフトシェルクラブ」、素晴らしい表現です。朝から、キリッと冷えたワインのことばかり考えています。
by krause (2011-05-19 08:36)
本当に世界各地あちこちに飛んでいらっしゃるんですね!!
ワシントンは乗り継ぎだけで訪れたことがありませんが、鉄分補給した後にソフトシェルとワイン、素敵です。
by うつぼ (2011-05-28 19:40)