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チーズとワインの会 秋バージョン [ワインとチーズの会]

秋のパリ、(いやもう冬、寒かった)フロマジェリーではモンドールが真っ盛り。今回も仕入れはSTELLAさんのお勧め、Rue Sevresにある女性のチーズ熟成士でMOF(フランス国家最優秀職人)の資格を持つQuatrehomme(キャトルオム)。
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まもなくシーズンが終わるシェーブルも数種類用意しました。
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チーズプラトー秋バージョン。

ワインも白から始めたいのでまずはシェーブルから。
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クロタン Crottin de Chavinol
ドゥミ・セックです。酸味と山羊乳のフレッシュな味わいです。。まだ黄色みがかった外皮は熟成につれ白やグレーのカビに覆われ、水分が飛んで生地がしまり、固くなります。これを切るためにクロタン専用のナイフがあります。
ワインは、クロタンと言えばサンセール。

アボンダンス Abondance
写真中央です。
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初めて買ったものですが、クロタンの後に頂くと牛乳の香りと何とも表現しがたい複雑な味わいが楽しめます。アルプスの山小屋でできるものは秋からがシーズン。

次はシャンパンとともに頂く、ラングル Langres
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強烈な香りのするラングルですが、熟成してとろとろになったものをシャンパンであわせてみました。Quatrehommeで潰れないようにケースに入れてくれたのですがやはりちょっと潰れてしまいました。真ん中はくぼんでいてフォンテーヌ(泉)と言われているのです。そこへシャンパンを注ぎます。

こちらはプーリニ・サン・ピエール(AOC) Pouligny Saint Pierre
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山羊乳の香りもあまりなくさっぱりしています。サラダに合いそうなので作ってみました。
ワインは同じロワールのVOUVRAY

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ばっちりです。

いつも人気があるサン−マルスラン Saint-Marcellin
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ラングルと同様トロッとしていてまろやか。バゲットのお供に良いです。

バノンBanon
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栗の葉で包まれたシェーブル。

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熟成が進むと柔らかくなり栗の葉の色がうつります。栗の葉の香りがするので栗と一緒に頂きました。強めの赤ワインが合います。今回はボルドー。

ゴーダ Gouda
オランダのチーズです。私は熟成が進んだゴーダが大好きです。
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残骸。

ロックフォール Roquefort
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これだけあったロックフォールがあっという間に無くなってしまいます。パリの蜂蜜、レザベイユとともに頂けば至福の時間となります。ワインはいつものようにソーテルヌ。

コンテ(AOC)Comte
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ロックフォールの奥。
2007年物。コンテも熟成が進むと更に旨味が増しますね。

モン・ドール Mont d’Ol
モンドールはいつものようにフォンドールで。1kgの大きい物です。
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これからが本番を迎えるモンドールです。

こちらはセップ茸のソテー。
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セップ茸はもう終盤、置いていない八百屋さんもありました。値段も1キロ60ユーロくらいします。
生のセップ茸の香りは本当に素晴らしい。これをビストロで食べたら大変だ。

ジロール茸も乗せるともうフォークが出て来る。
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魚はスズキの塩釜焼き。
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丸々一匹更に入らないので頭と半身で。
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秋の夜長、皆さんよく食べよく話し良く飲まれました。

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コメント 2

Krause

チーズも素晴らしいうえ、セッティングと料理も素晴らしいですね。
by Krause (2009-10-20 08:00) 

Tara

いつもながら素晴らしいですね!伺いたかっ
たです。

東京に住んでおらず、さくっと数時間出掛け
られないのをこれ程悔しく思うことは、最近は
滅多にないのですが...。
by Tara (2009-10-20 13:33) 

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