今年も肝パンカワハギの季節

カワハギ釣りと言えば、かつて一部のベテランの方々がクジラの穂先を使った和竿を自慢げに船宿に持ち込み、朝から餌のアサリ剥きをしながら釣り談義に花を咲かせていたという超マニアックな釣りでした。ここ10年くらいでしょうか、多分ルアー釣りの達がカワハギ釣りの難しさにハマり転向して、今では大変ポピュラーな釣りとなりました。カワハギは年中釣れる魚ですが、水温が下がるこれからの時期、肝に脂をタップリ溜めて深場に落ちて行くものを狙うのが一般的。餌取り名人との闘いと、パンパンに膨らんだ肝を刺身と一緒に食べるというものが魅力なのです。今年は9月上旬に早々と狙いましたが、すでにこの時期に肝もかなり大きくなっていました。
　今回はさらに大きくなってこんな感じ。
凄い肝パンです。きちんと血抜きしてあるので美しい。


カワハギは釣ったその日の肝はプリプリで美味しいのですが、身はまだ新鮮すぎて旨味が回っていません。翌日になれば、肝は若干まったりした感じになりますが、身は旨味が周りかつ身もしっとりしてきます。

一番美味しいのは薄造り。

カワハギはフグ科なので料理も似てきます。
肝を身に巻いて食べると最高。もうお酒無しではいられません。

握りもたまりません。肝を上に乗せます。

釣ったその日の握りなんてお店ではたべれません。釣り人の特権です。

ヒレを取って奇麗に洗った骨で出汁をとった椀もの。

肝を入れるのが肝。出汁に旨味が広がります。

竜田揚げ。

酒と醤油に10分ほど漬けた身に片栗粉をまぶして揚げるだけ。モチモチ感はフグに劣りますが新鮮なカワハギはホクホクです。

鍋の具材としても最高。

こちらも肝を入れます。今シーズン初の鍋でした。

〆は勿論雑炊。

これまた旨いんだ。

カワハギ、秋の味覚のひとつです。

コメント 5

お久しぶりです。
カワハギの肝は酒がすすみますね。
by 鯉三 (2012-10-14 14:54) 

鯉三さん：お久しぶりです。ご訪問ありがとうございます。これは日本酒がないと・・・
by michael (2012-10-17 21:13) 

michael様

カワハギをこよなく愛すM です。
・・・・もう堪りません。
よだれも止まりません。
うらめしい～～～。
間違えました。うらやましい～。

肝パン画像を肴に今夜はやけ酒です！(笑)
by summer sea (2012-10-18 23:49) 

Mさん：写真だけですみません。MさんはあのMさん？
by michael (2012-10-30 00:15) 

はい。私はMです！（なんの暴露でしょうか？苦笑）
その後 居ても立ってもいられす、赤坂「美よし」、北千住「かえる」へとカワハギを求めてさすらいました・・・。

by summer sea (2012-11-05 14:02)