ドイツの旬 シュパーゲル（白アスパラ）

約1年ぶりのフランクフルト、この時期のドイツの旬はシュパーゲル（白アスパラ）です。このブログにリンクしているドイツ在住のめぎさんやしのさんの記事では今年も登場していますね。
　白アスパラは私の大好物で、ヨーロッパの春の食材として各地で出回り、パリでも良く頂きますがドイツ人は前回の記事でのめぎさんのコメントに有るように、この白アスパラに命をかけています。
マルクト（市場）では山積み、街の至るところに出店もあります。そしてマルクトにはシュパーゲル専用自動皮むき器などがあるのにはびっくりです。

そして前記事で登場した、専用の鍋、皮むき器、トング、そして皿もあるのです。

私は子供の頃から缶詰の白アスパラが大好きで、良く食べていました。ヨーロッパで本物にであった時の感動は今でも忘れられません。

到着した晩は、今シーズン初のドイツ産シュパーゲル。

オランデーズソースをたっぷりとかけて熱々を頂きます。旨い！

そしてドイツ料理はシュバイネ・ハクセ。豚のすね肉のロースト。

マッシュポテトとザワークラウド付、ガッツリと言う感じ。

そしてフランクフルト。


ビールを飲み終わって、私はこのシュナップスが好きです。


翌日はマルクトへ。



どこもシュパーゲルだらけ。だいたい1キロ8ユーロ位。しのさんからの情報では今年のヨーロッパは寒かったので市場に出回るのが遅かったとのこと。会社のドイツ人曰く、今年は低温でゆっくりと育っているので味が良いよと。

翌日のランチもシュパーゲル。ここはマルクトの裏にあるレストランです。


Frankenweinを。


そしてシュパーゲル・スープ。

これが濃厚で旨いのです。

そしてまたもやオランデーズソースで。


いやー、旨い。

ドイツでは6月中旬にシュパーゲルの出荷は一斉に終わるそうです。

太くて味が本当に濃い。今年は日本のものでは、佐賀産と長野産を頂きましたがやはりまだ味が薄いように感じます。形はかなり良くなってきていますよ。
シュパーゲルは日本への持ち込みは可能です。必ず植物検疫を受けてください。

マロニエの花が咲き乱れ、プラタナスの種が飛び回るこの季節、ヨーロッパは最高の季節を迎えます。（今年はまだ寒いようですが）


自宅でもシュパーゲル・スープ。

シュパーゲルのゆで汁（皮入り）を煮詰めていき、それをミキサーにかけ、フォン・ド・ボライユ、牛乳またはクリーム、バター、レモン汁、塩、胡椒で味を整えます。
旨いですよ。料理教室の皆さんも喜んでいました。

コメント 5

シュパーゲルとシュナップス、この音を聞くだけでハッピーになれます。2012年には、またデュッセルドルフへ行く予定です　＾＾。
by krause (2010-05-19 20:02) 

シュパーゲル、今年は食べる機会が減ってしまって寂しいなぁ。　今の国では紫がかった白のものが多いのも不思議。　あぁ、こちらの記事を見て、むしょうに食べたくなって来ました。　マルシェに買いに出かけようかな。
by Inatimy (2010-05-21 22:49) 

シュパーゲル、日本で頂きましたが、
やはり本場にはかないません。
by ぎーこ (2010-05-23 23:40) 

一昨年ドイツで食べた白アスパラが
美味しかったなあ、なんて思い出しました。
最近食べておりません。。ああ食べたい。
by うつぼ (2010-06-03 20:34) 

今日郊外へちょっと出かけたときに、まだ白アスパラの畑がありました。いつもだったら聖霊降臨祭を過ぎるとスーッと消えるんですが、今年は今一番美味しい時期という感じです。
by めぎ (2010-06-04 06:40)