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もつ鍋と日比谷のビル [お店]


日比谷三信ビル地下一階にある九州の郷土料理屋「九州」のもつ鍋。十年位まえ全国でもつ鍋ブームがありましたがあの看板は今どこへ。元祖博多ではまだもつ鍋の看板は見ることが出来時々訪れますが、ここ「九州」のもつ鍋は博多のものより美味しい。BSE問題で新鮮な内臓関係の入手はきわめて困難で、一日に屠殺される牛は6000頭の内臓は全国で取り合いだそうです。その新鮮なモツを使って定番キャベツにニラ、にんにく、唐辛子をこれまた絶品の出汁で煮込みます。

キャベツがクタクタになるまでじっと待ちましょう。その間焼酎は3杯くらい行ってしまいます。
 キャベツがクタクタになったら出汁と一緒に野菜を器に取りましょう。〆はもちろんちゃんぽん麺、あなたも幸せになれます。

 さてこの「九州」のある三信ビルは解体が決まってしまいました。日比谷界隈もかつての古い建築物はどんどん取り壊され、無機質な新しいビルへと変わって行ってしまいます。日比谷界隈の昭和初期の建物、歴史を同じだけ積み重ねているのでその風情が皆個性があるものの仲良くたたずんでいました。きっと時代時代の風俗を眺めていたのでしょう。
 ヨーロッパなどでは古いビルをその趣を壊さず中をハイテクにしたり、戦争で壊れた建物を元のように復元したり、大変町並みを大切にしてます。何十年、何百年と変わらない風景を大事にしているのに、なぜ日本という国は破壊の歴史なのでしょう。

「九州」は今月一杯で三信ビルを離れ隣の三井ビルに移転するそうです。

外観は派手な装飾はありませんが、中に入ると現代の建築では見られない装飾や大理石をふんだんに使った床や壁、残念です。




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