アオリイカ [釣り]
イカのうんちく第2段、今回はアオリイカです。アオリイカは主に関東以西の沿岸に生息するイカで夜になると堤防の中まで入ってきて小魚を捕食しています。その小魚を見立てたエギなるものでこのイカを釣ることがブームになって久しいです。昔は漁師がこのエギを使って小船でシャクリながら釣る姿に見とれて、20年も前から食いしん坊は密かに釣っていましたがこんなにブームになるとは・・・エギ以外に紀州で始まったといわれるヤエン釣、これは最高に面白い。生き餌でカンパチ釣るくらい面白いのです。生きた小鰺やボラの尻ビレ近くに針を刺して尾ひれの付け根で道糸を輪にして魚と結び、そのまま魚をアオリイカのいるポイントに投げます。リールのドラッグは完全に緩めておいて魚の泳ぎに任せます。突然、リールから糸が勢いよく出て行きます。アオリイカが魚をくわえて泳ぎ出したのです。
これからがドキドキです。糸が止まって約5分待ちます。イカは魚を食べるのに夢中になるので、その頃からそっと長い磯竿でイカを寄せてきます。時々イカが引っ張るのでその時は糸を出してあげます。ある程度寄せたら道糸にヤエンなる針を掛けてそれを沈ませイカに引っ掛けるのです。
これがヤエン。
イカが魚を食べている時は針も何もかかっていないのです。ヤエンがイカまで到達するとグイーンと竿を持っていかれます。このときイカの大きさがわかり、2kg位の大物になるととんでもないくらい引きます。強引に巻くと身が切れてしまいばらすので慎重に対応します。最後は玉網で・・・
アオリイカはイカの中でも一番美味しいといわれていますが、釣りたては結構身がプリプリで固いので1日くらいおいた方が甘みが増して美味しい。食いしん坊はイカのお刺身はアカイカかヤリイカの方が柔らかくておいしいと思ってます。炒めるにはアオリイカは最高ですね。
梅雨が産卵時期で大きなイカが漁港の入り口などの藻に産卵します。夏にはかわいい赤ちゃんが見れ、秋には200g~300gになり良く釣れるようになります。美味しいのは500gくらいから700gのものですが大きいものは4kgにもなります。
イカは基本的には1年で死んでしまう短い一生、梅雨に産卵すると死んで死んでしまうようです。なんかさびしいですね。
一番食べ頃サイズの700g級、料理は次回に。
ヤエン釣、初めて聞きました。テクニックが入りそうだけど
楽しそうな釣りですねー(^^)
イカって1年の命なんですね。何年かは生きるのかと思ってました!(びっくり)
アオリイカ料理楽しみです♪
by (2005-12-22 10:35)
>1日くらいおいた方が甘みが増して美味しい
これはほんとに同感です。
by きんすけ (2005-12-23 12:28)
まーちゃん。 さん:生き餌釣の好きな人には最高ですが大変心臓に悪い釣です。
by michael (2005-12-23 12:51)
きんすけ さん:伊豆にはたくさんいますよね。伊豆の富戸かどこだか産卵礁作っている港がありましたね。
by michael (2005-12-23 12:52)
イカはどんな種類でも一年ですね。でも繁殖も凄いから。
by ヴォイス (2005-12-24 16:26)
ヴォイスくんさん:日本人は本当にイカが好きですね。たくさん繁殖してほしいです。
by michael (2005-12-25 22:53)